
■まだ見ぬ強敵との出会いを求めて、一行(一人)は松屋に向かった。
SNSで本格激辛中華と話題の「水煮牛肉~四川風牛肉唐辛子煮込み~」ですね

いや、この色よ。#FF0000じゃん。ごめん嘘ついた、多分#CC0000くらいの赤。
真っ赤っ赤、久しぶりに食べるな。こういう激辛系。
値段は可愛くなくて1200円弱しました。チェーン店でそんな強気な値段設定して良いんだ。
でもその理由があとで分かります。
■辛いものは大好きなんだけど、汗っかきなので冬でも汗が止まらずドバドバと滝が発生してしまうので。
すぐにシャワー浴びられるお家近辺じゃないとあんまり食べたくない。
んで、引っ越してからはもちろん近所に激辛料理屋があるわけもなく、すごすご隠居していた。
まあ、たまに身体が辛さを求めて池袋で鬼金棒を食べに行ったな……美味しかったな……
■ぶっちゃけ辛さより痺れのほうが好きなんですよね。香りが良いほうが好きなので。
まあそんな弱音を言ったところで変わらないので挑戦。

いや赤いな。本当に食べて良い色? これ? ねえ、展示物の食品サンプルではない?
いちおう今回は
・ごはんは特盛 (辛さ対策でなく、値段変わらんなら貰えるだけ貰いたいわんぱくボーヤだから)
・ポテサラ (松屋のポテサラは美味しいので、といいつつこちらは辛さ中和を期待して)
を付けました。
まずは一口。
■辛~~~~~~~~~~~~~~~~い
■あのね、ネットでさんざん注意されてた通りに輪切りの唐辛子は避けて、具だけで食べましたよ。
でも、唐辛子の辛さがしっかり具やスープに溶け込んでるから。
もはや具だけ食べても辛いんよ。
しかも本来四川料理って唐辛子は輪切りじゃなくてぶつ切りなんです。
だから簡単に避けやすいのに、輪切りにしてるせいで牛肉に絡み込んでて取れづらい。
うっかり牛肉のコア(どこだ?)に紛れようものなら気づかず口に入れて着火してるんよ。
断面積が広がって辛さ増長してるし。
しかもこれ山椒の身も入ってて、これがまた小粒で避けづらい。
普通に被弾する。東方地霊殿の古明地さとりの「想起 二重黒死蝶」くらい避けづらい。

(引用画像)
■正直ね。具だけ食べたときの味はまー、普通。
牛肉が牛丼の下味ついちゃってるから、+辛味以上の追加要素を感じない。
玉ねぎも同じ。玉ねぎの甘さを感じる余裕はあった。その後に辛さが襲いかかってくるけど。美人局か?
キャベツは美味しかったね。後述の通りスープが美味いから、その味が若干染みてて良し。
■スープが異様に美味い。けっこう味噌が効いてる気がして、美味い。
食べる前にSNSで「うどんを入れたい」って呟きを見て「またまた、御冗談を」と思ってたんですが。
言いたいことは分かる。確かにうどん、合うな。激辛味噌煮込みうどん。
ちなむと辛さの大元だから激辛。
翌日のケツ、爆発するだろうなと思いながらちびりちびりとすすってました。美味ぇ……
松屋的にこのスープもしっかり啜ってくださいねと想定してる可能性が1%くらいある。
辛いの好きな人間だけが味わえる極上のスープだ。
■討伐対象と考えたとき。
白菜漬が最高に良い相棒だった。これのおかげで口の中がスッキリ。
もちろん追加注文したポテサラも辛さ緩和に寄与してくれたけど、白菜漬のほうが口内オールリセットで貢献度高かった。
■まず卵を注文すべきだったな。
すき焼きみたいに具材を卵にくぐらせて食べるのも乙なものだったかも。
■必死に唐辛子をかき分け、完食。汗だっくだくですた。

え? スープが残ってる?
ははっ、冗談を。
死ぬて。
ごめんなさい、お外で許されるレベルを超えた汗をかいてて恥ずかしくなって諦めてしまいました。
ただね、上述の通りスープが美味しかったから。完飲までは行かないけどちびちびスプーンですくって飲んでた。
これ、テイクアウトで頼んで家でカスタマイズしたらさらに大化けするメニューかも。
粉チーズ入れたいな~って思ってました。
■総評:美味しかった。ただ、二度と店舗で食べなくていいかな。
値段がいかついので、普通にガチ中華の店でしっかりした料理食べたいです。
テイクアウトできるなら話は別かも。ここがガチ中華の店と差別化できるポイントかな。
それこそお料理評論家の人はこれのカスタマイズメニューとか、出したらバズりそう。
■いやこれ、うっかり松屋に来て注文したジジババは◯ぬど?
あまりにも辛すぎる。もっと店外ポスターで「激辛注意!苦手な人はやめて!◯ぬよ!!!気をつけろ!!!」と髑髏☠をいっぱい掲げて注意喚起すべき。
冗談抜きに、松屋が死人を出す可能性がある。
チェーン店が出していい辛さのレベルを超えてる。
あまりにも辛すぎて面白いから人に勧めたいけど、勧める人を選ばないと逆恨みされそうで怖いのでまだ一人(友人の激辛ジャンキー)にしか布教できていない。
それはそれとして全人類これ食べて選別されて欲しいな。