メカクシティアクターズ

『曲の印象が薄れたとは思いませんか?』



人造エネミーの「それが最善策じゃないことを、きっと君も知ってる」の心に入り込むリズムに耳を奪われませんでしたか。

そこまでずっと一緒にいたのに最後でお別れをする、曲の中で完結する物語に興味を惹かれたんじゃありませんか。

メカクシコードを初めて聞いた時のわくわく感、アングラな組織の物語とは思いませんでしたか?

カゲロウデイズの夏という清々しく明るい雰囲気にそぐわずどうしようもなく救われない感じ、ロックな曲調と相俟ってハマりませんでしたか。

ループものに惹かれた人たちが多かったからこそ、ここまで湧き上がったわけでしょう?

コノハの世界事情の何度だって救おうと苦闘するコノハがカゲロウデイズに雨を降らしたあの描写、主人公サイドが全員映ったあのPVに興奮しませんでしたか。

あのカゲロウデイズの裏に何かの陰謀が仕組まれていた、そこに目を奪われませんでしたか。

ロスタイムメモリーで描かれた3つの物語を、それぞれありえた並行世界かループ世界のお話。人造エネミーを織り込み、どうしてこんなことになったのか考えませんでしたか。

夜咄ディセイブのあの胡散臭さと暗い感じ、カノが邪悪で強そうな、言ってしまえば裏で牛耳ってでもいそうなラスボスの存在感、ヒールっぷりに憧憬でも覚えませんでしたか。



それら全て、アニメにはない原曲の良さです。





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