NoEgoism

コミュ障引きこもり気質な人間がいろんな趣味(ゲーム、マンガ、アニメ、音楽、グルメ)を一人でわいわい楽しんでるブログ

タグ:一日一曲まったり感想

移ろいゆくオーロラソロコーラス (「Aurora」 / UNCHAIN)

狂気×妄執×LOVE (「Stronger than You」/ Milkychan) 感想

憂鬱まるごとまるかじり (「メランコリーキッチン 」/ 米津玄師)

「リビングデッド・ユース」 / 米津玄師 感想

「Always shining」 / UNCHAIN 感想

「3331」 / ナノウ

「About me」/ 蝶々P

「不老不死」/ 龍崎一

「Arrival of Tears」/ 彩音

「ススメ☆オトメ ~jewel parade~」/ CINDERELLA PROJECT


収録アルバム:SUNDOGS

前に紹介した「Precious」や「Alwaysshining」のようにUNCHAINは英語詞の曲を描いて演奏するロックバンドでした。このアルバムから日本語詞に切り替わっています。
メロディーもロックからジャズやソウルエッセンス強め、そこに日本語特有の情感いっぱいな表現が噛み合ってより一層味わい深い曲が目白押してんこもり。
同アルバムでは「少女ジレンマ」、他アルバムだと「暁のコドウ」も大好きなので聴いてほしいです。前者はセクシーな裏声、後者は力強い歌声が心を掴んで離してくれません。

オーロラコーラス
ドコヘユキナニヲスル?
サビの掛け合いコーラスが絶頂モノ! 
聞いてて気持ちいい染み入るリズム。
あまりのインパクトに脳内がこの曲一色になったくらいにハマった。

アルバムの1曲目でありかつそんな感銘を受けたサビから曲が始まるところからも、この曲のメインパートかつ伝えたい箇所はここだ!と主張も激しい。

答えのない夢を追う

みんな例外になりたくてなれなくて他人にすがる
群れに属したところで所詮は「放浪エキストラ」といった代替可能な存在。
アイデンティティに悩み自問自答。
フラフラと安定もなく千鳥足。あまりにも大きな社会と比較した自己の矮小さ、ちっぽけな自分。
繰り返し繰り返し呟いていくことで自己暗示をかけるよう言い聞かせるようにしてるのかなと。
何のために生きてるかまで迷いに迷った果てにたどり着いたのは夢を見続けたっていいじゃないかと肯定する強さ。答えのない結論を探し続ける哲学。


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I am made of L O V E
「誰も死ぬ必要のないRPG」として注目を集め流行ったUndertaleのBGMのアレンジソング。

原作についてほとんど知らないものの、猟奇的で不穏な歌詞と曲調に惹かれました。
歌詞のLOVEをそのままにヤンデレな愛と表面的なもので受け止めていましたが、歌詞についてググったところ原作のシステムを指すものだそうで。
※L O V Eの意味:Undertaleでは、Level Of ViolencEの略で残虐度合のこと。
おそらくゲームをやったら、また別の視点から歌詞を噛み砕いて楽しめるんだろうなって。
(リンク:https://lyrics.red-goose.com/stronger-than-you-sans-undertale/)



(※残念ながら公式がYoutubeで配信しておらず、アルバム収録曲であるためカバー動画)
この部屋に立ちこめた救えない憂鬱を
おいしそうによく噛んであなたはのみ込んだ

前のリビングデッド・ユースと同じアルバム「YANKEE」の収録曲。
最初に聞いたときよりも何回も何回も聞いたいまこそその魅力に気づいた名曲。
それこそ噛みしめるように聞いてとりこになっていました。

「憂鬱なキッチン」というタイトルから失恋ソングに思えるも、その実は遠回しな恋愛ソング。

やや暗い曲調。少し不穏な匂いがするイントロから不思議なリズムとともに入っていく。
ドラムでもベースでもない謎の楽器がコンコンとリズムを刻みながら、ギターが主になって協調しあってく。
そんなギターの主張も抑えめ、メインは緩急の効いた歌い方で曲を作り上げていく。


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明けぬ夜でも火を焚いて今、そんなそんな歌を歌う

ひっさしぶりの感想記事。
掴みどころがない不思議なメロディーを背景にギターがしっかりアクセントを刻んで調和、キャッチーな進行でつかみもばっちし。
なによりカッコイイわ!!!!

米津玄師=ハチ
「ドーナツホール」で有名なボカロP:ハチさんのメジャー名義が米津玄師。
ということは知っていたのですが、本人が歌っているとのことで特に聞くこともなく流していました。
それに今更興味を持ったのは奇しくもボカロとは縁の遠い母親から。遠い。
母上様が3月のライオンのED曲「orion」にドハマリしていて、熱いアプローチをずっとかけられ続け、嫌々ながらに勧められて聞いたら(あ、これハチさんか)と思い出した。
orionももちろん名曲でした。ただyoutubeで次に再生されたこの曲に一番取り込まれました。

マシンガン進行で若者の不条理を狙いすました歌詞
休みなく畳み掛ける流れはボカロ曲ではよくある進行。
常にノリノリなままでいられるこういった攻勢な構成はぼく結構好きでそれだけでお気に入りだったり。
この曲が収録されているアルバム:YANKEEの曲はどれも攻め攻めなロックでフェイバリットアルバムになりました。

大人になる前のモラトリアムに揺れる子供の心理をうまく描いて救い上げようとする歌詞に惹かれます。
タイトルも直球で「生きる若屍」ですしね。死に絶えて生きる若者。
どうにも日々は無常 頓智気やれば非道 貶されてまた傷ついて
死球を見逃したアンパイア どうせ公正じゃないのならば
僕はせめて味方でありたい、信じられないならそれでもいい

死球を見逃したアンパイアのところはとくに人生で生きていく上の不条理。
「自分はダメなのになんでアイツは許されるんだよ」と、矛盾に苦悩する心情を具体的に示してます。
なまじっか好奇心だけは旺盛なため、自分がなぜ生きているのかそれすらも理由を求めてしまう。
「呪い」ってのも自分だけ、どうして自分だけこんなに苦しんでいるんだろうと考えた末の結果であり言い訳のようなもの。
何気なしに生きる他の人と違って自分は呪われているから劣っている、だから仕方ないという防衛機制。
世の不条理にそこまで追い詰められ漆黒に染まりつくされた心のなか、悶々と暗い悩みが尽きず明けぬ夜。
たとえ一寸先は闇な人生でも、僕だけ(歌手を指す)は君が迷わないように道を照らしていくよって手を差し伸べていく曲。

歌詞については他に「シクシク存在証明」がseek seekのダブルミーニングじゃって意見も見て感心しました。

MVでひとりナイトキャップを被り笑顔と花火を振りまいてる外人さん、曲調に合ってるけども配役が謎だなと思ってたけどよくよく思い返すと「火を焚く(字面通り)」なことにいま気づいて笑いましたwww


Always shinning just like the star. And having a heart of gold. You said to me "Stay gold"
Exciting like meteor showers. I wanna shine like you. Forever and ever...
収録アルバム:rapture

CD音源に近いものが作業用BGMにしかなかったのでこちらから。イントロが好きなのに、そのイントロがカットされてるんだもの。
流れるような破壊力
幾つかの曲ではジャズやソウルが織り交ぜてあるなか、正統派ロックで構成されたこの曲。
すこしもの悲しいようにも取れるイントロから始まり、語るように落ち着いて進んでく。
そこからサビに行く前にピタッと止めて、加速のレーンにガガッと載せるジェットコースターのような衝撃。

起承転結の転あたりで、逆転しそうなときにかかりそうなのに、なぜか夕暮れの終末感がある。
それも裏声で切なく歌うサビのせいです。曲名のAlways Shiningはサビで本領発揮!
切ないのに裏声は輝いてる、明るい。

きらめいてるフレーズ
タイトルは英語圏で用いられるフレーズの「Stay Gold」の意味をそのまんま英訳したような意。
歌詞の中のSweet melodies , Meteor shower , Star-filled night skyと、綺麗な語句選びも好き。
曲の世界観を創るのはメロディーで、彩るのは歌詞。
あんまり明るさ前面に押し出してる感じじゃなく、むしろこれからこうなるぞって意思表明な曲

憧れる人、または片思いで好きな人。その人はいっつも明るく太陽のような人だった。
もう既に離れて疎遠になってしまったけれど、心の奥にはその人の姿が今もなお灼きついて離れない。いつまでも朽ちずに、燦々と輝いている。
歌詞通り、Evergreen(不朽の名曲)な歌です。


生きて行くのは簡単で、生きないほうが遥かに難しい
大事にしなくともほら、私のはとっくに持て余してる
3っつに4番目に1『さみしい』と読めるタイトル。
雑誌には「一本締めの手拍子のことをイメージしてつけた」と作曲者の方が仰っていたそうな。
意図せぬダブルミーニングだったようです。

生きていくのは簡単で、生きないほうが遥かに難しい

たいてい逆で、生きるのがハードだから逃げ道に死を選ぶ。
とはいえ、簡単だと言ってもそれは楽しいわけではない。
古今東西、人生とは幸せなもののはずなのに。
その幸せな人生を享受できずダラダラと漫然に堕落した生を送っている、そんな自分が亡くなったところで悲しむ人はいない。自分に価値を見出せないでいる。
死生観は逆なのに行き着く先は同じ。
簡単だけど生きていくのが辛いから、これ以上自分の人生を汚さないためにも命を堕して幕を引こうとする主人公の苦悩を描いていく。

「ただ生きることに意味はなく、幸福な生を噛みしめて生きたい」
ってのはSOL(生命の尊厳)とQOL(生命の質)の問題に繋がっているように考えられます。

残機一機じゃ不安で寝れぬ

エンドロールが流れたって 誰の名前か分かりゃしないよ
人生にアンコールなど無い、残機一機じゃ不安で寝れぬ
「残機一機じゃ不安で寝れぬ」の歌い方と意味にすごく惹かれて、この曲が好きなところあります。 
ここ好きって人少ないようで残念。

ゲームではENDを迎えたらエンドロールが流れる。
想像してみよう、この世界で誰かが亡くなったとき空に浮かぶエンドロールを。
そこには自分の知らないスタッフの名前がずらずらと並んで、興味なんて全く惹かれない。
見知らぬ他人の命が果てたとして、自分には響かない。なら、誰とも触れ合ってこなかった自分のエンドロールは?
「ここでセーブできたらなー!!」って、人生の岐路に立った時には思うポイントがあるはず。
幕を降ろしたあとにまた演じ直すこともできないし、うっかり死んだらそれでおしまい。
ミスをしたら取り返しがつかない。悲しいけど現実。
ここらの語句選びが、焦燥感を煽るメロディーと合わせて好き。2:50あたりの揺れるギターが特徴的。



Maybe I'm afraid I'm not as tender guy as you think.
Looking your eyes, and I say "love you" with fake smile.
雨降りしきるなかに佇むオサレ曲。2014年投稿なことにしっとりと驚きを隠せない。
ピアノを中心に据えて奏でられるメロディーがいとうつくし、と言いつつこの曲に関してはイントロが一番好きなところだったり。
ボカロは全般的にボーカルが高音でそっちに引っ張られがちに曲も高音多めになりがちだから、腹にまで響くベースがすごく格好良い。他曲でもピアノの綺麗さがこの方のウリだからこそ、この曲ならここを推したい。
そうは言っても「こっちおいで」に話題かっさらわれてるピアノ主奏パートも好き。

歌詞を見るために開いたwikiで面白い文章が、作者のTwitterの呟きから
喧嘩した次の日に恋人が死んでしまう話だよ。くっそ悲しい歌だよ。
その恋人が死んでしまった日は雨の日で、理由は不慮の事故だったんだけど
何年か経って新しい恋人が出来てもまだどこかで気持ちの整理がつかなくて、雨が降ると君を思い出してしまって過去と現在がごっちゃになってるっていう設定があるよ。実はね。
現在と過去がごっちゃになってる。
それを端的に表現するために英語歌詞を選んだのかもしれません。
日本語と違って英語は過去形でしっかり現在形と視認区別できますから。ただし劇的現在のような例外文法は除く。

上にあげたサビの全ても
気付いた時には終わりを告げ、全てが僕を笑うんだろう?
風が冷たいこんな日は、君を思い出すよ
ここに繋げるためのもの。ここだけ、主人公が錯乱も取り違えもせずにしっかり過去を振り返ってる。


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廻れ廻れ やれ風車 また同じ場所へ還って
揺れて揺れて 果て愛心 君は知らないまま
音源配布(フリーDL)サイトURL:https://dova-s.jp/bgm/play4290.html

手拍子に合わせた歌い出しがとっても綺麗で、そのままぐいぐい惹き込まれました。
「原作はアニメ? ゲーム?」と歌詞で検索かけたらなんとフリー楽曲。驚きのハイクオリティー。
ハイカラなのに寂しげなメロディーが切ない。夏の青空から夕暮れへさしかかったときのもの悲しさがまぶたに浮かび、ひぐらしのく頃にが思い起こされました。
歌詞のラストが「この手はまだかじかんだまま」なので、秋-冬あたりを想定しているのかもしれませんが!!
夏でもまだかじかんだままなくらい悔恨が残ってるってことだな(くっそ強引)
伝奇ホラーなゲームのED曲に似合いそう。


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涸れて往くその涙が 罪と罰と贖いの色に染められていても
友と交わした明日のため
悲しい過去が束縛するなら運命まで逆らって、天へと強く拳掲げ
命まで捧げよう
収録シングル:Arrival of Tears

上を見れば一目瞭然の通り「厨二ソング」です。
ただし。そんじょそこらに溢れる粗製濫造モノと違って、彩音さん(作詞担当)とTatshさん(作曲担当)のおかげで見事に世界観を表現し切った上でなお「格好良い」厨二ソングです。
アニメソングとしては充分長い分類に入る5分の曲。
でも、「常に駆け抜けていくハイスピードな曲調」なのと「Tearsシリーズ曲独特の救いのない暗い雰囲気とそれに必死に立ち向かう歌声」のおかげで何十回聞いても飽きない曲デス。
すごく好戦的なロック。
全体的に暗くダークな曲調・鬱屈としたなかではっきり抗う意志が乗せられた力強い彩音さんの歌声。
歌詞は11eyesの世界観を激しく表現するためにゲームと深く関連したワードがたくさん散りばめられています。
そのため登場人物の誰かを中心に据えたものではなく、ゲーム自体を代表する曲に。
もちろん、シナリオで超重要な台詞「友と明日のために!」も、形を変えて入ってます。
途中のバイオリン間奏で一回静めて緩急整えてから、ギターへガガガッと繋げるのがたまらん。ラストのギター走りも格好良いんだ。
Tearsシリーズ三部作で集大成の曲だからタイトルにリーダーが付いてないってのを歌詞検索でたまたま見つけて知った。驚きの真相。(し、知らなかった)

曲始め。
開幕を告げる七つの大罪バックコーラスでぴくりと、少しでも心が震えたらそれはもう我々のお仲間=厨二病なので、ぜひとも原作ゲームをやるのを大推奨します!
主人公はオッドアイでいつもは眼帯付けた未来予知(のような)能力持ち、突如『赤い夜』と呼ばれる異空間に巻き込まれ、理由も分からぬまま出会った仲間と共に強大な敵と戦うことになる。
低いハードルから飛んでみようってことで漫画は勧めようとも、アニメは薦めねえ!!
そんなこの曲は11eyesアニメ版のOP曲です。OPEDは最高なのよ、内容なのよ。
いくら僕が妄信に盲目的に常日頃あがめている動画工房さんの作品だろうと許せないものは存在する。This one.
でも頭ごなしに全部批判するわけではなく、アニメがあったから原作を知ることが出来たのでちゃんと感謝はしているのよ。うみねこと同じ。問題は僕が大好きなノリの良い不良なタカヒサくんをただのDQNキャラにしやがったなこんちくしょうという他にもいろいろと(ry


ススメ☆オトメ ずっと先へ
ほらチャンスの星が降って来る
キラリ光を放って、さあパレードしよう
収録アルバム:THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 00 ST@RTER BEST

尊い
その一言に尽きる名楽曲。
サビのハツラツさ」と「メロディーの切なさ」が奇跡的に共存し噛み合って極上のハーモニー!
けして明るい曲ではないと思います。かといって悲しい曲ではけしてないんだけど、聞いていると心にしんみり染みてくる曲。
歌詞だけ拾うと前向きに仲間と手を取り合って進んでいくし歌い方も明るい。
一方で曲自体はほんの少し隠し味程度にバラードチック、メインはメルヘンポップで華やかさマシマシ。
舞台背景的にCDを出した時点での彼女たちは売れっ子でシンデレラになれた側の人間。
そこに至るまでには幾つもの苦労に困難があって、それを乗り越えてきたからこそジュエルは磨かれて輝いた。
性質上輝かしい一面が取り上げられてきたモバマスのゲームと違って、アニメではまだアイドルの卵だった頃=下積み時代のリアルがしっかり丁寧に補完されたから。
一番最初にこの曲を聞いたときの"前向きで明るい曲だ"とは違った感想を、モバマスのjewelries!シリーズに収録されてた「ススメ☆オトメ」の完成形として、酸いも混ざり合った甘美を脳内映像付きですっと味わえる。


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