左下の親知らずを抜いてきました。
存在自体は1年前くらいから認知していたけど「まあ大丈夫だろう」と思っていたのですが、
日に日に歯の露出部位が増していっていました。
そのころ、ちょうど就活が始まったばかりだったので「歯を綺麗にしにいこー」と、
のんきに近所の歯科クリニックに行ったところで先生に言われた言葉が

「あー、これまずいね。抜かなきゃ。」

(^q^)
抜くには大学病院に行く必要があるし、抜いたあとも数週間はいろいろ不都合あるよと言われて。
なら来年の2月ごろでもいいですか……?
と、期日を伸ばしに伸ばして一昨日抜いてきました。

他所の大学病院、それも歯科専門なところに行くうえ、自分が手術されるのは貴重な経験で面白かったです。
待ち時間は想像してたよりはマシなくらい、大学病院でも歯科専門だからかも。
X線も5年でポリクリに来てる学生に取ってもらっちゃって、その初々しさを見ながら
(あー僕も去年はこういう風に見られてたんだなー)
なんて振り返る。自信なさげな態度は患者が不安になるのでダメですね。
このまま入職して後輩や実習生指導にあたる立場になったとき、この経験を活かすことにします。



oyashi
術式はこんな感じの進行でした (画像はネットより)
ネット情報によると、歯を折るためのドリル処置が
「頭蓋骨や顎骨が直に揺さぶられて怖い」
ってことで、戦々恐々としていました。

が、手術全体を通してまるで痛みはありませんでした!
手術していただいた先生方がとても優秀な先生だったのかもしれないです。
でもそんな先生方が折った歯を抜くときに
「抜けないな……」
「そうですね……」
って言いながら苦戦してたの、二度と忘れないからな……

取れた歯はそれはそれは見事な虫歯だったので、はやく抜いて良かったと改めて思いました。
はやく抜いてないから虫歯が進行しまくってたんだけども。


麻酔が面白かった~~~~~~
リドカイン(局麻)とアドレナリン(血管収縮)の合剤のエピリドを投与されました。
左下の歯を抜くためなので、そこの神経を鈍麻するわけですが。
そうするとじわじわと、左上のこめかみのあたりまで痛覚がなくなっていきます。

感覚は「正座しすぎて痺れたときの脚」
触覚はあるんだけど、一枚の座布団のようなぶよぶよの肌で角煮を触っているような。

一方で、
左上唇・右上唇・右下唇はぜんぜん麻酔が効いてない!!!
ここまで綺麗に麻酔が神経を走行するように麻酔作用が奏功していくとは思ってなかったので、学習に繋がる貴重な体験でした。



手術が終わって家に帰ってからすぐにロキソニンを飲みました。
そのおかげか、麻酔が切れて頬の感覚が戻ったとも痛みはそこまで来なかったです。
ただ、血はだらだらと止まらず。
「1日中、唾液に血が混じります」
とのネット情報。

むしろ、感覚的には「血液がドバドバと直接出てるように錯覚する
」が正しいかなと思いました。
薬飲んでダラダラしたあとに出た唾液の血混じりがあまりにも赤々と血の色ですごく怖かったので、貰ったガーゼを慌てて奥歯に挟んで圧迫止血を試すも、
結果変わらず。

少しもマシになった気がしないまま
(ああそういうものなんだ)
と諦めてその日いちにちは血だらだらで過ごしました。
それでも次の日には血がピタッと止まったので、気になる人も1日の我慢ですね。

下手に何かを噛んで血餅が取れるのが怖かったので、その日は差し入れでもらったウィダーインゼリーを皿に出して、スプーンでちまちますくって食べてました。
どうもストローで「吸う」のもアウトらしく、きちんと調べておいて良かったです。
ストローでお茶吸いかけてたから!!


これから親知らずの手術する人は、手術前に歯をしっかり使う系の美味しい食事を取りまくることをオススメします。



そんなこんなで左が終わって。
このまま抜糸やらなんやらして無事に解決。



……とはならず。
悲しいことに右にも親知らずがあって。
しかもそいつは今回抜いた左よりもめっちゃ下にいるせいで、まだ表に出てきてないうえに神経にも骨にも食い込んでるようで。

それもいつかは抜かないといけない。
しかも、先生のオススメだと1ヶ月以内には。
嫌だなあ……