ネタバレなし。
一章と同じく、面白いシナリオでした。
厨二病なら一度は通る北欧神話を取り扱ったシナリオだったために、主人公陣営が何もかも手探りだった一章に比べると規模がでかいでかい。
そういえば神代の時代を取り戻そうとした結果の二部序幕だったっけなと、メインシナリオをリフレインしてました。
神様バトルに巻き込まれて、一般人の主人公がなぜ生き残ってるのか不思議でしょうがないな!
ロストベルト住民との交流も控えめだったように見えたのも、一章を踏まえてのことだったら少し胸に来るものがあるよね。
にしても、なぜ主人公たち汎人類史のひとたちがロストベルト住民にマウントを取りたがるのか。
そこだけがちょっともやっと来るポイントだった。
「私達の世界の方が恵まれている」→「だからこの事象は剪定する!彼らも生まれ変わったら幸せさ!」
と、自分たちを慰めるための防衛機制になってない?と思いました。
もちろんフォウくん関係からも分かるように悪意はそこにないとはいえ、やや傲慢で不遜な態度はいわゆる一般的な魔術師然としていて、ぐだマシュらしくもないなーと思っちゃった。
そんなこんなで最後は泣いた。
「そこまでして守りたい汎人類史なのか?」と、プレイするたびにもやもやと人理愛が試されてる気がしました。
結局は剪定事象なので、その先に可能性はなくただ繁栄も発展もなく先細るだけの未来ではあるけど、今回に限っていえば「本当に繁栄する可能性はないのか?」と疑いたくもなる。
これまでの2つの異聞帯はどちらも人間にとって過酷な状況で「非人類が頂点に立った世界」として描かれていたけど、人類と神代がうまく共生してる異聞帯があるかもしれない。
今後、汎人類史以上に幸福に満ち溢れた異聞帯が出てきてしまったときに、どうやって主人公たちが意識を奮い立たせるのかが気になりました。
なんにせよ早く次のシナリオをくれ!!