薬学生は歯科領域について何も知らないことを身にしみて理解しました。

haisy_chiryo

就活を前にして、少し歯が茶渋で着色していたので12年ぶりに歯医者に突撃しました。
「趣味がお茶」なので、多少は茶渋がつくとは思ってましたし、歯医者いってもそこまで変わらんやろと。
歯医者への猜疑心まんまんで行ったところ、初回のクリーニングだけで驚きました。
予想外に着色してるんですね……

さらには虫歯も3つ見つかりました。 虫歯の出血大サービス。
全く痛くないので全然気がつきませんでした。
冷静に、それでいて着実にコトを進める宿主に似た優秀な虫歯菌ですね。

そんなこんなで、4回ほど通って今日が最後の診察。

1.)まず歯の様子を見てもらう
2.)虫歯の部位を削る
3.)削った場所に何か(謎)を塗り、光(謎)を当てて固める
4.)上顎歯のクリーニング、歯石を取ってもらう
の4工程です。

初回と2回目は初診料やレントゲン代で少しお高くなっていたので仕方ないとして、今回と前回はとくに処置で変わらないはず
……なのに、いつもよりお会計が安い
普段は2000円超えてたのに、今回は1800円ちょい。

安いならお得で問題はないのですが、なんで安いか分からないと疑問が生じます。
系列歯科医院ではなく、個人医院なので(もしかしたら、入力を間違えている……?)と、疑いもすこし持っちゃいます。

点数表(領収書)を眺めるも、謎な点数ばかりでよくわからない。
そもそも、領収書ってどうやって読むのが正解なの??



疑問に思ったので、深く掘り下げていきました!
いちおう注釈! 今後診療報酬改定で点数は変わるので2018年現在の参考です!

そもそも点数は?

Screenshot(1)
各点数の読み方については、大阪府が点数の意味を大枠で説明していました。
(http://www.pref.osaka.lg.jp/kokuho/iryouseido/ryoushuu-sika.html)
なので、自分が今回支払った点数にピックアップして理解していきます。

今回の処置は
初・再診料:45点
処置:272点
歯冠修復及び欠損補綴:311点
でした。
ひとつずつ、詳細を追っていきます。

以下では点数について、
こちらの点数表(社会保険歯科診療報酬点数早見表[平成30年4月1日実施])を用いました。
http://www.koyu-ndu.gr.jp/images/20180401tensu.pdf

注意点があります。
ネット上の記事だと平成28年のものが多い!!!
実はぼくも、2016年のものを用いて計算したところどうも端数が合わず、

「点数が全く合わない!! 
疑いたくないけど疑いたくなっちゃう!!!!」


と、誤った結論を出しかけたので注意してください。

初診料・再診料

ここはさすがに、日本語のままなので。点数だけ追っていきます。
初診料:234点
再診料:45点

今回は45点だったので、特に問題なし。
いちおう「1口腔1初診1ヶ月」とのことで、1ヶ月以内に受診し続けていれば再診料になるようです。
逆に言えば、一ヶ月経っていたら初診です。これは医科も同じですね。

処置

ここから推理タイムが始まります。
処置は難しいので、追いついてください!!

【処置行為】
おこなったことは「クリーニング」と「歯石取り」です。
これに該当するのが、点数表の「SRP及びPCur」らしいです。
※SRP……スケーリング・ルートプレーニング
Pcur……歯周ポケット掻爬(そうは)

【点数計算】
272点を細かくみていきます。該当する点数表はこちら。
Screenshot(4)

こちら1歯につきの計算らしいので、ややこしい。
まず、歯の数がいくつなのかを計算します。
は(※ネット画像より)
1番と16番は親知らずなので、
基本は「前歯3本」と「小臼歯2本」と「大臼歯2本」です。

上顎全部にこの処置をやったとすると、
30*3 (前歯の数) + 32*2 (小臼歯の数)+ 36*2 (大臼歯の数)= 226点


点数が合わない。 なので頭をひねる。
上顎の一部は初回に少し清掃してもらった覚えがあるので、そこだけを二回目以降に。
他の歯は初回にしてみる。

30*3 + 32*2 + 72*2 =298点

うまくいかない。

うんうん、頭をひねり、他の点数を帳尻合わせてみるも、どうもうまくいかない。
なので、思考を変えて別の手法で点数を計算します!

今回の処置を、
スケーリングを「1顎」に対して「初回時」に行い、
さらに「機械的歯面清掃処置」をおこなったとします。


すると、
68×3 + 68 = 272点


帳尻が合った!!!

……果たして正解なのかはわかりませんが、自分のなかで合っていたことにします。
本来なら歯科医師に照会するのが正解だと思いますが、こんなしょうもないことで連絡するのも申し訳ないので自己完結で終わることにします。

あれこれ医者に文句言えない患者と同じでは

歯冠修復及び欠損補綴

名前が意味不明すぎて、なんやねんこれと拒否反応をおこしましたが、
端的に言えば「虫歯の処置」に関連した内容はこちらに含まれるようです。
ぼくも調べて身についたにわか知識なので頑張ってついてきてください!

【処置行為】
歯冠修復には2種類あり、
「即時充填形成」と「インレー修復形成」です。
今回ぼくが受けたのは前者の即時充填形成のようです。
(これらの違いは内藤歯科さんのURL[https://www.naitosika.com/treatment/asaimusiba.html]を参照。)

「謎の物質」は「コンポジットレジン
「謎の光」は「紫外線」(可視光線)
光照射によってレジンが重合し、硬化することで埋められるようです。
(Wikipedia参照!)

レジンはresinで樹脂なので、まあコレスチラミンみたいなもんだろうなとなんとなく納得しました(違う)
または塩化ビニルポリマー。


【点数計算】
311点に対して、日本歯科医師会が出している点数表を参考に推測。
Screenshot(5)

まずは、即時充填形成で「126点」
充填1(複雑なもの)……「156点」
歯科充填用材料Ⅰ……「29点」

以上、合計して
126+156+29 = 311点


……かなり、311点に向けて帳尻を合わせました。
綺麗に出たように書いていますが、先程の処置以上に悩んで出してます。
前歯の裏辺りにある虫歯の治療は「複雑なもの」なのでしょうか……?

そこで、追加で検索をかけたところ、厚労省の疑義解釈解答にてビンゴな解説があったので引用させていただきます。
「充填」の「複雑なもの」とは,隣接歯との接触点又は接触点相当部を含む窩洞に対して行うものをさすが、
当該歯の近遠心側のいずれか一側または両側に隣接歯を欠く場合でも、接触点相当部の窩洞を含んでいれば「複雑なもの」として扱ってよい

(URL:https://www.ishiyaku.co.jp/corrigenda/454940-2/24-28.pdf)

ぼくの前歯の裏辺りは「接触点相当部の窩洞」として認識された様子。


ほんまかいな~~~~~~~(適当大阪弁)


まとめ

いちおう、自分の領収書についてなんとなしに理解することはできました。
ところどころ、むしろ再診料以外はいちゃもんつけたくて仕方がない結果でしたが、わりと気に入ってる近所の歯科クリニックなので、多少はお布施として受け入れてもいいのかなと受け入れてます。

これが駅前のクソ歯科クリニック(チェーン店)だったらすぐに電話かけてバトルしますが。
つい浮気心で、忙しかったころに夜20時まで開いてるから駆け込んだのですが、微妙にもほどがある歯科クリニックでした……みなさんも気をつけましょう……
よくよく調べたら、Googleの評価が☆1(☆2以上のコメントがなく、純粋に☆1)で散々なコメントばかりだったので、僕だけじゃなかったんだと変な意味で安心しました。

今回の歯医者通院を受けて、まさかここまで茶渋が綺麗に落ちるとは思っておらず、歯磨きの重要性と通院の重要性をはっきりと理解しました。
電動歯ブラシを衝動買いしてしまったほどです。
音が異様にでかく、「掘削してるのかな?」と思うくらいですが、それくらい強い方が綺麗になる気もします。


ちなみに、今回と前回でなぜお会計が数百円ほど違ったのか、領収書を見比べたところ
「今回は医学管理料が請求されていなかった」
ためでした。
月一請求だから請求されてなくて正解だよね……?どうなんだ……?

以上でーす!!!


参考URL

大阪府「領収証のみかた 歯科編」
http://www.pref.osaka.lg.jp/kokuho/iryouseido/ryoushuu-sika.html

渋谷宮益坂歯科のスタッフが教える歯の知識
http://www.shika-tanaka.com/blogs/cost-of-treatment/

大盛歯科
http://www.ohmori-dental.com/main.html

いなだ歯科
http://www.inada-dental.com/blog/mame/2014/04/post-13.php

岡崎歯科
http://okazaki-dc.jp/menu/sisyu