(※残念ながら公式がYoutubeで配信しておらず、アルバム収録曲であるためカバー動画)
この部屋に立ちこめた救えない憂鬱を
おいしそうによく噛んであなたはのみ込んだ

前のリビングデッド・ユースと同じアルバム「YANKEE」の収録曲。
最初に聞いたときよりも何回も何回も聞いたいまこそその魅力に気づいた名曲。
それこそ噛みしめるように聞いてとりこになっていました。

「憂鬱なキッチン」というタイトルから失恋ソングに思えるも、その実は遠回しな恋愛ソング。

やや暗い曲調。少し不穏な匂いがするイントロから不思議なリズムとともに入っていく。
ドラムでもベースでもない謎の楽器がコンコンとリズムを刻みながら、ギターが主になって協調しあってく。
そんなギターの主張も抑えめ、メインは緩急の効いた歌い方で曲を作り上げていく。

AメロBメロとサビの温度差。
けしてサビが暖かく明るいわけではないけれど、心地いいぬくもりがある。
冬の凍える寒空から帰ってきたときに出された温かいシチューのように。
冷たい曲の鬱屈さが優しく融けてく。

少し薄味のポテトの中、塩っけ多すぎたパスタの中。
部屋に残してった甘いチェリーボンボン、無理して焼き上げたタルトタタン。
なんて具体的な料理の列挙が特徴的。

好きなのは
伸ばして歌うところと畳み掛けるようなときが交互に重なって聞いて飽きない料理に仕上がってます。