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ノンレム睡眠中に記憶が整理される
ボルンの研究において、カードとバラの香りを紐付けた際に、ノンレム睡眠中にバラの匂いを嗅がせると記憶タスクに関するスコアが優位に高かった。これは睡眠前やレム睡眠中では得られない。

レム睡眠では複雑な情動の夢を見る。ノンレム睡眠でもいちおう夢は見る。
レム睡眠中は覚醒時と同様に大脳皮質の多くの領野が賦活化している。
扁桃体、海馬、視覚連合野の活動はむしろ覚醒時よりも高い。
未熟な脳ほどレム睡眠をとることから、脳の成熟過程に必要なのではと。

長いノンレム睡眠をとれないことから、まとまった睡眠のためにレム睡眠があるのではという仮説もあった。
しかし、特異的にレム睡眠を除去した群においてレム潜時が短くなり、また深くなったことからレム睡眠には恒常性がある。

睡眠負債(睡眠圧)の概念。
覚醒時に多く使った領野ほど深く寝る。睡眠が不足していると脳の一部がノンレム睡眠と同じ状態に。→ローカルスリープ

覚醒中のニューロン活動でβアミロイドや代謝に伴う老廃物の蓄積。それらがノンレム睡眠で脳脊髄液の流れになよってクリアランスされるのではというデータ。


覚醒と睡眠の切り替えはすみやかに生じる
ノンレム睡眠中の大脳皮質神経細胞は膜電位脱分極による発火のみのUPstate, 発火しないDOWNstateを1Hzで交代していく。
この周期的変化をslow oscillation.
睡眠遮断によって、覚醒中もOFFが多くなる
→常に覚醒することは不可能

睡眠負債にはアデノシンA1受容体が関わっているという報告。
カフェインによるA2A受容体欠損マウスにおいて、覚醒なし→つまりA2Aがカフェインによる覚醒をもたらす?
ただしこれらを欠損したマウスにおいても基礎的睡眠覚醒行動が正常。
フォワードジェネティクス研究

睡眠負債はOFFperiodへの導入を促す。


オレキシンニューロン欠損→ナルコレプシー
視床下部前部視索前野(POA)の広範領域に徐波睡眠中に活動の上昇するニューロンが存在(Sニューロン)


覚醒→徐波睡眠では、覚醒ニューロンの活動低下が先行しSニューロンが徐波睡眠させる。

ヒトの単相性睡眠は社会的、文化的制約により現れたものと考えられる。