海燕さんのブロマガで「割り切ってわかりやすく描かれている」と称されて、いたんだっけか？
まあそんな理由で、アニメで見た四巻までの内容の続きの5巻を読んで見ました。

内容は4巻ラストの続きと、四人のヒロインの短編、それと主人公がいない部室での乙女会です。
最後のやつが一番良かった、短編ももちろん良かったけども。こういうのはあまり読まない新鮮なやつでした。

短編ごとの挿絵がヒロインたちをモバマスのカード化してみたやつでパロってました。
こればかりはアニメや漫画では確実に描写されないので、小説版で見て確かめよう！
モバマスカードコラ画像はネットでたまーに見るけども、こうやって商業の挿絵で扱うのはどうなんだろ？
僕はどっちの作品も好きだからOK

どの短編も綺麗に収まってて、読みやすかったです。
愛衣ちゃんの短編は最後のが良かった。デレデレで言葉を叫んで伝えるシーン。是非ともこの娘がタッくんと婚約して子供を設ける展開をだな、はよ！
「宇宙で私だけが知ってればいい！」
は、わがままな乙女の正直なキモチ。健康的なヤンデレと言っていいのかな。でも、ヤンデレとは違うよね。
『かっこいいとこ見せて欲しいよ、でも他の人に見られちゃやなの！』
可愛いねえ……複雑なんだか単純なんだか……
この小説がゲーム化されることを、切に願います。そしたら、結婚ルートは確実に実装されるから。

姫香の短編は全体通して読ませるものでした。お姉さんとの確執、その解消と和解がたったの数十ページでこなして面白い！
やろうと思えば一巻使って扱えるネタですよね、それを圧縮して短編にあしらわれているから尚更面白い。
最後の姫香が「好きな人が、できた！」と叫んだ後にお姉さんが主人公にそっと伝えた「うちの妹、意外と胸おっきいからね。お買い得よ」ってところ好き。
なにが好きなんだろうか、お姉さんキャラがそういうことをぽろっという、そんなシチュエーションなのかな？
女の子が胸おっきいっていうところかも。
ここ見て、表紙を二度見した。たしかに、この背丈にしては谷間が強調されてる。
「二学期でいいから、俺にも貸してくれよな」
ってところも好き。趣味の合う二人でニヤニヤ。

真涼
大胆に露出度上げて攻めてみた真涼ちゃん可愛い。
すいません最初の方で気づきませんでした、路チューして欲しかったのね。ぶつぶつ呟いてるとこでようやく気づいた。鈍感力は童貞クラスのようだ……。あっちから提案する前に分かったんだから、せ、セーフだし！
もにょまみれのメールとかすっごく可愛いんですけど。
幼なじみと対照的に彼女は手のかかるようにーって、描写。上手い。

基本、ヒロインたちは主人公への愛情むき出しでぶつけまくってるのになぜか愛衣ちゃんしか、その愛情を受け止められていない。
特に真涼ちゃんからは一切受け取めてないよね。
「何故あの女のことばかりみてたの」と嫉妬をぶつけて
ぷーって膨らむ真涼ちゃん可愛い。
彼女のはずなのに、かわいそうに。だかそこがいい。
鋭太がいないと物足りなくてどうしようもなく不安になって我慢できずに家に行っちゃう女の子。可愛い。
これはヤンデレと呼べるんじゃないかな？

乙女会
三人称限定視点っていうらしい、こういった文章視点を。さんざんTwitterで呟いてましたすいません。
『一人称の視点を三人称で記述すること』です。
こうすることで、客観的に事柄を描写しながら登場人物たちの心理描写も描くことができる。
誰が考えたんでしょうね、これがまあ書きやすくてたまらない。言ってしまえば文体崩しに似た手法でありながら、文の質を下げることなくかえってあげることもできる。
恋バナ良かった、甘いねー！
ま、裏ではかなりどす黒い乙女の策謀張り巡らされてて怖かった。主人公の前では仲良くしようねって、コワイヨー！

ついに五巻にして偽りの関係がばれてしまった！
はたして、次巻はどうなるんだ！
でも、千和以外にばれたんならなんとかなりそうだよねー、それもヒメだもの。なんか言いくるめそう。
とにかく、次巻が気になることには変わらない。

結論
ぼくは千和ちゃんが好きじゃなくて、他の三人が大好きです。
ヤンキーが更生したところでヤンキーのレッテルがはられるようなモノ。良くないとは自覚してるんですけどなかなかにこびりついて治せない。
ヤンキー娘が更生するものは好きです。ヤンキー娘ももちろん好き。いっさい関係ないけど。

感想
リア充爆発しろ

鋭太じゃなくて、主人公って書くのはiPhoneだと一発で変換してくれないから。
あとでPCのほうで置換して直すかもしれない。