Title:呼人
Author:野沢尚
Publisher:講談社文庫
父親の実家にあったので読んでみた
今は亡き祖父の蔵書だそうなので、少し緊張して読みました
不老、十二歳で成長が止まってしまった少年の物語です
テーマとしては、人生とは?といった感じ
周りに取り残され、奇異な目で見られ、世間から差別されながら、いつまでも子供の感性で世界と向き合っていく主人公の物語
序盤の主人公のセリフ
「これで物語は終わりではなく、次はある、ここで諦めてはいけない」
という趣旨のセリフは深く、的を得ていると思いました
私達は自分たちの人生において、これに失敗したらもうおしまいだ、生きている価値なんてない。と思うことが多々ありますが、この主人公のセリフはそれを否定し、生きているのだからこの世界に生き続けよう、なにが起きるか分からない。
と、この世界を純粋に楽しんでいます
これは大人には出来ない、十二歳の心を持っているから出る深い名言だと思います
以下ネタバレ含む
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Author:野沢尚
Publisher:講談社文庫
父親の実家にあったので読んでみた
今は亡き祖父の蔵書だそうなので、少し緊張して読みました
不老、十二歳で成長が止まってしまった少年の物語です
テーマとしては、人生とは?といった感じ
周りに取り残され、奇異な目で見られ、世間から差別されながら、いつまでも子供の感性で世界と向き合っていく主人公の物語
序盤の主人公のセリフ
「これで物語は終わりではなく、次はある、ここで諦めてはいけない」
という趣旨のセリフは深く、的を得ていると思いました
私達は自分たちの人生において、これに失敗したらもうおしまいだ、生きている価値なんてない。と思うことが多々ありますが、この主人公のセリフはそれを否定し、生きているのだからこの世界に生き続けよう、なにが起きるか分からない。
と、この世界を純粋に楽しんでいます
これは大人には出来ない、十二歳の心を持っているから出る深い名言だと思います
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